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写真: 第7回地域おこし協力隊 全国サミット会場

第7回地域おこし協力隊

全国サミットレポート

2024年2月4日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて「第7回地域おこし協力隊全国サミット」が開催されました。その模様をお伝えします。

2024年2月4日、全国から地域おこし協力隊員や協力隊経験者、自治体職員、地域おこし協力隊に興味・関心のある方などがオンライン参加も含めて総勢約700人が集結し、「きずなが紡ぐ、地域おこし協力隊の未来」をテーマに、「第7回地域おこし協力隊全国サミット」を開催。当日は「地域おこし協力隊全国ネットワーク」がスタートし、記念すべきサミットとなった。

挨拶・キックオフ 「地域おこし協力隊全国ネットワーク」がスタート

写真: 松本剛明総務大臣のビデオメッセージ

主催者挨拶では、松本剛明総務大臣のビデオメッセージが流れた。松本大臣は、地域おこし協力隊は制度を創設した2009年以降、順調に拡大し、令和4年度には、隊員数は6,447名、取組自治体数は1,116に達したことを紹介。地域おこし協力隊が幅広い地域課題の解決に大いに貢献しているとし、その活躍をたたえた。

総務省は2026年度までに隊員数を1万人規模にする目標を掲げており、そのために隊員サポートを強化する。松本大臣は、今回のサミットにおいて、現役隊員や協力隊経験者、取組自治体、都道府県ネットワークなどが連携をはかる「地域おこし協力隊全国ネットワーク」を立ち上げると表明。これは、15年間の経験とノウハウを全国の関係者が共有し、全国の同志がつながり、交流する場を提供するものであると説明した。最後に「今後、総務省としても隊員が活躍できる環境づくりに取り組んでいきます。皆さんもぜひ、今回のサミットを通してネットワークを広げ、地域の活性化に向けた動きをさらに大きなものにしてください」とのメッセージで締めた。

写真: 「地域おこし協力隊全国ネットワーク」のキックオフ
写真: 地域おこし協力隊サポートデスクや都道府県OBOGネットワーク代表者など8名が登壇

続いて「地域おこし協力隊全国ネットワーク」のキックオフが行われ、地域おこし協力隊サポートデスクや都道府県ネットワーク代表者など8名が登壇。全国ネットワークの紹介動画が流され、その意義と内容が説明されたのち、それぞれに全国的なつながりへの期待を語った。総務省地域力創造グループ 地域力創造審議官の山越伸子氏が「ネットワーク化により、隊員一人ひとりに対するサポートを今後さらに高めていきたい」と抱負を語り、「地域おこし協力隊全国ネットワーク」がスタートした。

基調講演 「歴史的資源を活用した関光まちづくり」

写真: 古民家活用によるまちづくり事業「NIPPONIA」

続く基調講演に登壇したのは、古民家活用によるまちづくり事業「NIPPONIA」を全国31地域に展開している、株式会社NOTE代表取締役の藤原岳史氏。今回は「歴史的資源を活用した関光まちづくり」をテーマに講演し、古民家を活用したまちづくりNIPPONIAの事例とノウハウを紹介した。

写真: 藤原岳史氏

藤原氏は、NOTEの大きな特徴は「まちづくり」を事業化していることだという。「地域の課題解決には継続的な取り組みが必要で、それにはビジネスとして成立させることが重要。NOTEが目指すのは、まちづくりを産業として確立することです」と話した。

藤原氏によると、地方では人口減少に伴う廃墟化、荒廃化が急速に進み、「地域の歴史文化が消失する危機」が起きているという。この課題解決に取り組むのがNIPPONIAであり、地域の歴史的建物である空き家を客室やレストラン、店舗にリノベーションし、地域の歴史文化を体験できる複合宿泊施設などに再生することで、地域活性化と地域の歴史文化の承継を図っている。

写真: 藤原氏の講演の様子 1

NIPPONIAの第I号は、兵庫県丹波篠山市にある「篠山城下町ホテル NIPPONIA」。町に点在する空き家を2009年から1棟ずつ改修し、2015年に開業。その後も改修を続け、現在は全体棟数23棟、客室20室、店舗17店にまで増え、町全体が一つのホテルのようになっている。宿泊客は町の暮らしや歴史文化を感じながら滞在し、歴史的な建物に泊まる非日常体験を楽しめるという。

藤原氏はNIPPONIAの地域活性化モデルについて、特徴は「点」ではなく「面」でのアプローチにあると解説。地域活性化には複数の古民家をまとめて再生する必要があるとし、まちづくりを「面」で捉えることの重要性を強調した。

写真: 藤原氏の講演の様子 2

また、NIPPONIAは観光ホテルではなく「1泊からの住人になる」ことをテーマにしていると藤原氏は語る。地域の暮らしや歴史文化を観光資源と捉え、宿泊客に地域の町並みや人々の暮らしに触れる体験を提供する。それが地域に活気をもたらし、交流人口の増加にもつながるという。

次に藤原氏は事業スキームを説明。NIPPONIAは、NOTEと金融機関が共同で「まちづくり会社」をつくり、行政と連携しながら資金調達や古民家の改修を行い、事業者に貸し出す仕組みになっている。NOTEの役割は、まちづくり会社に事業設計やリーシングなどのサービスを提供すること。さらに、重要なのは地域のイニシアチブだという。

写真: 藤原氏の講演の様子 3

藤原「まちづくり会社を車に例えると、地域の若手経営者がハンドルを握り、行政が助手席でナビゲーションし、地域の重鎮をはじめとするステークホルダーの方々が後部席に乗り、みんなで目的地を目指すイメージです。もしかすると、地域おこし協力隊の方たちの中に、将来、ハンドルを握る方がいるかもしれませんね」

収益モデルについて、通常の地方のスキームでは事業者が空き家を個別に賃貸または買い取り、カフェやゲストハウスに改修するが、事業者のリスクが大きいため借り手がつきにくく、空き家対策が進まないという問題がある。

写真: 藤原氏の講演の様子 4

NOTEのスキームでは、まちづくり会社が複数の古民家をまとめて購入または賃貸し、改修も行い、事業者に貸し出す。改修と不動産のリスクをまちづくり会社、営業リスクを事業者が負うため、リスクを分散できるという。このスキームを基本とし、他にもサブリース方式や転売方式、LLP方式など12パターンのスキームがあり、ケースバイケースで使い分けている。

写真: 藤原氏の講演の様子 5

藤原氏は「まちづくりには地域、事業者、利用者、まちづくり業者などが関わり、それぞれに役割があることが見えてきたと思います。地域おこし協力隊員の皆さんも将来、自分がどのポジションに就きたいのかを今からぜひ考えてみてください。それが、皆さんの地域おこしにつながるはずです」とアドバイス。最後に「NOTEと地域おこし協力隊は、地域課題を解決し、未来のまちをつくる仲間です。手を取り合って課題に立ち向かい、共にまちづくり産業をつくっていきましょう」と伝えた。

有識者によるパネルディスカッション 「地域のきずなで取り組む、まちづくりと地域おこし協力隊」

写真: 有識者によるパネルディスカッション
写真: 堀口正裕氏

パネルディスカッションでは、基調講演から引き続き株式会社NOTE代表の藤原氏と、協力隊経験者や元自治体職員、4名が登壇。「地域のきずなで取り組む、まちづくりと地域おこし協力隊」をテーマに、各立場から意見を発表。ファシリテーターは雑誌「TURNS」プロデューサーの堀口正裕氏が務め、藤原氏を除くパネリスト3名の自己紹介からスタートした。

写真: 高瀬直史氏

高瀬直史氏は高知県四万十町役場職員として地域おこし協力隊業務や移住業務に携わった後、2021年に「STS Inc.」を設立。現在は全国自治体のコンサルティング業に従事している。

写真: 佐藤みどり氏

陶芸家でもある協力隊経験者の佐藤みどり氏は2014年、富山県立山町の地域おこし協力隊に着任。翌年クラフトフェア「立山Craft」を初開催し、現在もNPO法人立山クラフト舎代表理事として企画運営を継続している。

写真: 勝又奈緒子氏

勝又奈緒子氏は2018年に夫の地元である秋田県鹿角市に移住し、地域おこし協力隊に着任。任期終了後も定住し、現在は、地元の協力隊経験者が立ち上げた「NPO法人かづのclassy」理事としてまちづくりに携わっている。

堀口氏は冒頭、「自治体の後ろ盾がある地域おこし協力隊でも、地域と信頼関係を構築していくのは容易ではない」と指摘した上で、活動中の関係構築やその重要性について聞かせてほしいとパネリストに投げ掛けた。

写真: パネルディスカッションの様子 1

勝又「とにかく地域のあらゆる場所に足を運び、顔を出して、地域の人と苦労を共にする。会って直接コミュニケーションをとることが大切です。小さな積み重ねが信頼につながると思います」

佐藤「地域でイベントを開催する際に重要だと思うのは、話す順番。地域振興会の会長さん、公民館長さんなどには直接話しに行き、後から話を聞いた、ということがないように努めています」

勝又「キーマンの方は頼りになる反面、怖いところもありますよね。多忙な中で協力してくださっていることを忘れずに、いつも感謝と誠意を持って接するのはもちろん、やりっぱなしということがないように、報告も必ずするようにしています」

写真: パネルディスカッションの様子 2

堀口「では、協力隊を受け入れる側の自治体に重要なことは何でしょうか?」

高瀬「ミッションの構築ですね。何のために協力隊を呼ぶのか、目的を明確にして地域と共有することが信頼関係の基盤になります。また、隊員が初めての土地で不安を感じるのは当然のこと。『不満ばかり言っている』のではなく、それは不満ではなく不安なんだと理解し、彼らの話をよく聞くことも大切でしょう」

堀口「藤原さんは先ほどの講演で、まちづくり会社を車に例え、分かりやすく説明していました。地域の重鎮を後部席に乗せるのも難しいと思うのですが、コツはありますか?」

藤原「地域の歴史文化についてたくさん聞いて、地域に対するリスペクトを示すことを大事にしています。そこからきずなが生まれて、相手もハンドルを預ける決断をしやすくなると感じますね」

写真: パネルディスカッションの様子 3

堀口「地域を知ろうとする努力、そして地域の価値を見出すことも大事ですね。一方、佐藤さんにはこんなエピソードがありますね。協力隊として着任時、伝統陶芸の担い手として呼ばれたはずが、いざ着任してみると自治体と地域の要望に食い違いがあり、地域からは陶芸ではなく地域活性化を求められた。佐藤さんは、まずは地域の信頼を得ようと陶芸をいったん封印し、その後『立山Craft』を成功させ、今や富山を代表するイベントとなっています。これはやはり、地域との信頼構築があってのことでしょうか?」

佐藤「それは大きいです。しかも『立山Craft』を通して地域の信頼を得られたことが陶芸にも活かされ、陶芸を再開することもできました。地域の信頼を得ることが、遠回りのようで実は近道だったんです」

堀口「勝又さんも、地域の信頼を得たからできたことって何かありますか?」

勝又「私は移住促進が主な任務だったので、いろんな移住ツアーを企画開催していたのですが、通常、ツアーに協力してくれる地域の人を見つけるのは、とても大変なんですね。それでもスムーズに協力者を見つけることができたのは、信頼関係があったおかげです」

写真: パネルディスカッションの様子 4

堀口「高瀬さん、藤原さんのお二方は、佐藤さんや勝又さんのような外部人材と連携し、さまざまなプロジェクトを立ち上げていらっしゃいますが、外部人材と連携していく上で重要なポイントは何でしょうか?」

高瀬「明確な目的と職員の熱意、これに尽きます。目的を持って協力隊を活用すべきだし、目的のない協力隊の配置は避けるべき。そして明確な目的を持って協力隊と連携していけるかどうかは、職員の熱意にかかっています」

写真: パネルディスカッションの様子 5

藤原「分かります。NOTEの事業でも、重要なのは地域のビジョンを明確にすることなんですよ。自分たちのまちは50年100年先にこうなっていたいと明確なビジョンを掲げれば、共感し協力してくれる事業者や行政職員、地域住民が集まってきますから」

堀口「過去のサミット参加者のアンケートでは、失敗談も聞きたいというリクエストが多いです。ぜひ、お聞かせください」

写真: パネルディスカッションの様子 6

勝又「着任して間もないころ、移住ツアーの企画でキーマンの方に頼りすぎてしまい『私はボランティアではない!』と叱られたことがあります。おっしゃる通りで、自分が立ち上げたプロジェクトは、誰よりも自分が手・足・頭を使って汗をかくべきだったと猛反省。1年目に教えていただけたのは、ありがたかったです」

藤原「基調講演で紹介した事業スキームは、実は失敗から生まれたものです。地域との役割分担が明確ではなかったために、NOTEは地域を支援するつもりが、地域はNOTEの事業だと思ってしまい、NOTEが直営する羽目に。結果、大借金を背負うことになったという。そこから、役割を明確にし、事業計画や収支計画をしっかりと立てることの重要性を認識するようになりましたね」

堀口「協力隊が地域でプロジェクトを展開する上でも参考になるお話ですね。もう一つ、隊員が活動する上で大事なのが任期終了後のことです。どんな心構えを持っておくといいでしょうか?」

写真: パネルディスカッションの様子 7

佐藤「任期3年目は、自分のために時間を使うことを意識してほしいですね。それと、一つの事業だけで生計を立てるのは難しいので、複数の生業を持つことも大切かなと思います。実際、養蜂と焼き芋屋さんなど複数の仕事を持ち、トータルの収入で家族を養っている方が多いです」

堀口「受け入れ側に対するアドバイスもありますか?」

高瀬「自治体が協力隊を会計年度任用職員として採用するのが一般的ですが、別の方法として、それに準ずる条件を設けることもできます。例えば、道の駅やキャンプ場の運営管理など定住につながるミッションならば月20日間の任務、3年後の見通しが立たない場合は月16日以内などとし、隊員が将来に備えて活動できる体制を整えることが重要でしょう」

パネルディスカッションも終わりに近づき、パネリストから来場者に向けてメッセージが送られた。

勝又「今日は、全国にこんなにたくさんの仲間がいることが分かってうれしいです。交流会でお話しするのが楽しみです。全国の協力隊員の皆さん、一緒に頑張っていきましょう!」

佐藤「若者が、地域のために自分は何ができるだろうと模索できる3年間は、とても貴重です。今までの自分にない、新しいものが生まれるかもしれません。せっかくなら、自分の好きなものと活動をつなげてほしいです」

写真: パネルディスカッションの様子 8

高瀬「担当職員の方々には、自分たちのビジョンに共感して一緒に活動してくれる、思いのある隊員をしっかりと見つけて、地域おこしにつなげてほしいと思います」

藤原「迷ったらチャレンジしてください。やり方が分からなければ、地域の人に聞いてみましょう。そこからきずなにつながり、道が開けるのでは」

写真: パネルディスカッションの様子 9

最後に堀口氏が「行政職員、地域おこし協力隊を検討されている方、現役隊員の方、協力隊経験者の方、それぞれに良いヒントを得られるセッションとなったのではないでしょうか。ぜひ、明日からの皆さんの活動に活かしてください」と語り、パネルディスカッションを締め括った。

写真: 地域おこし協力隊 動画コンテスト表彰式

続いて「地域おこし協力隊 動画コンテスト表彰式」が行われ、メイン会場のプログラムが終了した。

また、サブ会場ではテーマ別に4つのワークショップが開催され、それぞれ多くの方々が参加。グループワークに熱心に取り組むとともに、参加者同士の交流も生まれていた。

写真: スポーツ×まちづくりの事例とネットワーク体験
スポーツ×まちづくりの事例とネットワーク体験
分野:スポーツ
講師:塩谷 夏輝 氏(島根県松江市地域おこし協力隊経験者、一般社団法人地域おこしスポーツ協力隊ネットワーク 代表理事、DEportareS 代表)
写真: 自分たちで取り組む 関係人口のつくり方
自分たちで取り組む 関係人口のつくり方
分野:起業(ソフト)
講師:小野 加央里 氏(高知県日高村地域おこし協力隊経験者、一般社団法人nosson 代表理事、NPO法人日高わのわ会 副理事)
写真: 空き家を活用した複業型の仕事づくり
空き家を活用した複業型の仕事づくり
分野:起業(ハード)
講師:松尾 敏正 氏(岡山県真庭市地域おこし協力隊経験者、一般社団法人コミュニティデザイン 代表理事)
写真: 偶然のつながりを任期後に活かす
偶然のつながりを任期後に活かす
分野:OB・OGネットワーク
講師:青野 雄介 氏(宮崎県小林市地域おこし協力隊経験者、株式会社BRIDGE the gap代表取締役、一般社団法人みやざき地域おこし協力隊ネットワーク代表理事)

地域おこし協力隊PR 全国43自治体の地域おこし協力隊が出展、「能登半島地震復興支援ブース」の出展も

写真: 地域おこし協力隊の出展の様子 1
写真: 地域おこし協力隊の出展の様子 2
写真: 地域おこし協力隊の出展の様子 3

今回のサミットでは、北は北海道留萌市から南は沖縄県本部町まで、全国43自治体の地域おこし協力隊がブースを出展。特産品の展示販売や活動報告、伝統工芸体験などが行われ、会場は活気にあふれた。また、当日は総務省が「能登半島地震復興支援ブース」を出展し、被災した隊員や協力隊経験者への支援希望者登録を行い、仲間を支援したいと登録する隊員らの姿が見られた。

写真: 地域おこし協力隊の出展の様子 4
写真: 地域おこし協力隊の出展の様子 5
写真: 地域おこし協力隊の出展の様子 6

参加者の声・まとめ 全国の知見・アイデアを共有し、きずなを育む場に

写真: 参加者のスナップショット 1
写真: 参加者のスナップショット 2
写真: 参加者のスナップショット 3
写真: 参加者のスナップショット 4
写真: 参加者のスナップショット 5
写真: 参加者のスナップショット 6

コロナ禍を経て4年ぶりのリアル開催となった第7回全国サミットには、たくさんの隊員や自治体関係者の方々が参加し、大盛況となった。イベント最後に行われた交流会で参加者に話を聞いてみると「全国に仲間がいることが分かって嬉しい」「普段の活動では得られない知見を得られた」などの声が多く聞かれ、充実した笑顔からも満足感が伝わってきた。

参加者の声

写真: 現役隊員 和歌山県美浜町 山口さん
現役隊員
和歌山県美浜町 山口さん

全国の方とつながりたいと思い参加しました。刺激的ですごく楽しかったです。特に参考になったのがワークショップ。同じ課題を抱えた仲間や、自分と同じ活動に取り組まれている方、ちょっと違う角度から取り組まれている方々と交流し、たくさんのヒントを得ることができました。

写真: 現役隊員 北海道天塩町 三國さん
現役隊員
北海道天塩町 三國さん

基調講演に非常に興味があり、スピーカーの方と直接、名刺交換もしたかったので吹雪にもめげずにやってきました。私の地域は隊員2人だけですが、全国にこんなにたくさん仲間がいると分かって安心しましたし、たくさんの隊員と交流することで活動の意義も再認識できました。

写真: 現役隊員 群馬県伊勢崎市 関口さん
現役隊員
群馬県伊勢崎市 関口さん

以前、他の地域で協力隊をしていたときに、協力隊同士の横のつながりにすごく助けられたので、今回も隊員とつながる機会になればと参加しました。ワークショップに参加し、グループワークを通して隊員同士のつながりを広げることができてよかったです。

写真: 現役隊員 長野県上田市 中村さん
現役隊員
長野県上田市 中村さん

私は21歳と協力隊の中でも若手なので、自治体の方からフレッシュな人材像をアピールしてくるようにとミッションを仰せつかって参加しました。これまで長野県にしか目が向いていませんでしたが、今日は外の地域を知ることができ、新しい発見がたくさんありました。

写真: 現役隊員 北海道常呂郡 住田さん
現役隊員
北海道常呂郡 住田さん

オホーツク地方で協力隊のネットワークを立ち上げることになり、これを機に全国の隊員とも交流を広げたいと参加しました。こんなに参加者が多いなら、自分たちもブースを出展すれば良かったなと思いましたね。任期終了後について模索していましたが、基調講演で理想モデルを知ることができて良かったです。

写真: 現役隊員 三重県伊勢市 田中さん
現役隊員
三重県伊勢市 田中さん

伝統工芸である「伊勢根付」の承継と情報発信をミッションに取り組んでいます。着任してまだ3カ月、普段も工房にこもっての作業が多く、他の隊員と関わる機会も少ないので、地域おこし協力隊の活動を幅広く知ることができればと思い参加しました。私と同じミッションに取り組む隊員とも交流できて、実り多い時間を過ごせました。

自治体職員 青森県深浦市 間山さん
自治体職員
青森県深浦町 間山さん

空き家活用を目的に、隊員が地元のお父さんお母さん向けに開催するうどん教室の運営をサポートしています。今日はその活動報告のブースを出展するために参加しました。想定を大きく上回る方たちにブースにお越しいただき、また、他の地域の隊員さんとたくさん交流できたので、出展して良かったです。

写真: 現役隊員 長崎県諫早市 伊藤さん
現役隊員
長崎県諫早市 伊藤さん

地域食材のPRに取り組んでいます。全国で私と同じようなミッションに取り組む人がどんな活動をしているのか知りたくて参加しました。いろんなブースを回って参考になったのが、オリジナルの冊子や新聞作り。中には地元の方にレシピを聞いてまとめた冊子もあって、これはぜひ取り入れたいと思いました。

全国各地で活動している協力隊員、活動をサポートする自治体職員が集まり、今後の活動のヒントとなる知見やアイデアを共有することができた。「地域おこし協力隊全国ネットワーク」の立ち上げにより、同志のきずながさらに強化されることも期待される。
最後に、今回参加された全ての皆さんの今後のご活躍を心よりお祈りしたい。

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